合所ダムの社会科見学会
2020.02.16
イベント報告
うきは市には、藤波ダムと合所ダムの2つのダムがあります。
これまで、藤波ダムの社会科見学会は何度か開催させて頂きましたが、
今年、2020年1月19日に合所ダムの社会科見学会を初開催しました。
見学会は2つのコースに分かれて実施しました。
Aコース:管理施設、取水施設、クレストゲートの見学の後、堤体からの放水の見学。
Bコース:監査廊(ダム点検用トンネル)、漏水監視施設見学の後、ダム直下から放水の見学。
今回はAコースの当日の様子を簡単にご紹介します。
最初に、管理出張所の会議室でダムについて簡単な説明を所長さんより頂きました。その中でも一番皆さんに覚えて帰って頂きたいとお話しされたのがダムの役割について。合所ダムは農地や水道のための水を貯めておくダムです。そのため、水位は常時満水になっています。一方、同じうきは市のダムでも、お隣にある藤波ダムは防災のためのダム。日頃は水を満水にはせず、災害時に水を貯めて水害を防ぎます。 他にも発電のために水を貯めているダムもあります。ダムはそれぞれに役割が違い、水の貯め方が異なることを学びました。
ダムの解説が終わった後は、ダムの施設を見学しました。管理施設では、ダムの水位の監視や放水のための操作盤などがあります。他にも地震計や雨量を観測する装置などが並んでいました。
この日は管理棟の屋上にも上がらせてもらいました。ダム湖を一望できるスポットから各々記念撮影。
その後、次に見学したのは取水施設。ダムは、水を完全に堰き止めているわけではなく、下流の川に一定の水を届けなければなりません。その水はここから取水し、大きな送水管を通って下流の川へと放流されています。
取水施設の中です。管理は遠隔操作となっており、先ほどの操作室から操作しているそうです。
ここは、ダムの放流ゲートの上です。ここも通常は通行できません。
今回は、ダムの放流をわずかな時間ですが見学することができました。ここからの放流は、上流に雨が降り規定の水位を超えた時や、大雨の時だけです。
今回は数センチだけゲートを開けただけですが、迫力のある放流でした。
ダムの構造や役割などを間近で見て学ぶ貴重な機会でした。
最後に、参加記念としてオリジナルダムカードをプレゼント。
合所ダムは通常ダムカードの配布は行なっていません。今回の見学会だけの特別なカードです。
見学会にご協力頂いた合所ダム管理出張所の皆さん、ありがとうございました。